Path: chuka.playstation.co.uk!news1.scei.co.jp!usenet From: "Sazanta" Newsgroups: playstation.ny.resource.sound.questions Subject: =?ISO-2022-JP?B?UmU6IBskQiVJJWklYCROI1YjQSNCJUchPCU/Om5ALiROSn1LISRLJEQbKEo=?= =?ISO-2022-JP?B?GyRCJCQkRhsoSg==?= Date: 5 May 1997 15:51:27 GMT Organization: PlayStation Net Yarouze Lines: 61 Message-ID: <01bc5969$c58076e0$LocalHost@Wanjiro.threeweb.ad.jp> References: <336564BE.F4D@hal.ac.jp> NNTP-Posting-Host: 202.235.203.253 Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP Content-Transfer-Encoding: 8bit X-Newsreader: Microsoft Internet News 4.70.1161 どうも、さざんたです。 ドラムキットの作り方ですが、基本的にはノートリミットを使用して 作成を行います。 VABデータは、プログラムというカテゴリーで区切られています。 基本的には、1プログラム内の16トーンは、全て同じ音色で統一し ておくのが、わかりやすくなっています。 つまり、  プログラム1  … ピアノ  プログラム2  … ギター  プログラム3  … フルート              などなど よってたいがいは、1プログラム1トーンとなってしまいます。 (実はこれって、すごいメモリ食いなのですが…) しかし、PSのSPUには、波形再生の制限がありまして、 「元波形の原音から−3オクターブ〜+2オクターブまでしか正しく  波形が再生されない」(範囲はちょっとうる覚え) というお決まりがあるのです。 ピアノの音のセンターノートを60にした場合、84以上のノートを 叩くと波形がピアノでなくなってしまうのです。 よって、ピアノの鍵盤全ての範囲を「まともに」サポートしようとす ると、4つか5つのピアノの波形がいるのです。 ここでトーンが活躍します。 note 32 48 60 72 84 96 |--------------------|--------------------|----------- | tone 0 | tone 1 | tone 2  トーン0  … 元波形がノート48の音でセンターノートが48          のピアノ          ノートリミット 32〜59  トーン1  … 元波形がノート72の音でセンターノートが72          のピアノ          ノートリミット 60〜83  トーン2  … 元波形がノート96の音でセンターノートが96          のピアノ          ノートリミット 84〜107  (いずれの波形も、周波数44.1KHzの場合です。) こうしておくと、自然なピアノの音が出るようになるわけなのです。 と、ここまで説明しておいてなんなのですが、実は VabDesiを使って おられるのであれば、SCE様が提供されているサンプルの VABを、 VabDesiに読み込ませて、プログラム127を参照するのが早いと思 います(^_^; やり方は、SCE様の提供しているVHとVBを結合して VABを作成し、 VABを読み込むを実行すればVHが取り込めるようになっています。 (VHとVBの結合も VabDesiで行えます) で、これで中身が見れますので、じっくりと研究してみて下さい。 以上、長文になり申し訳ありませんでした。 PXH04616@niftyserve.or.jp さざんた